『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』を観てきたVer1.0

『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』を観てきたVer1.0

正直難解すぎて、内容を理解することでいっぱいいっぱいです。

なのでまず、自分にとってエヴァンゲリオンとは何だったのか?を書きたいと思います。

エヴァは、私が中高生の時に大ファンだったアニメ。青春でもありました。

エヴァを最初に観たときは、中学生の時でした。私は、小学校の時は特に大きな悩みがなかったのですが、中学に入って馴染めず人間関係もうまくいかなくなり、勉強もスピーツも恋愛も人より自分は劣ってると自信をなくしていました。だからか、中学で友達もできず、同級生から誤解もされるシンジ君にとても共感して、自分を重ねていました。

母は死に、父に捨てられたシンジ君。ある時父に呼び出されたと思ったら、父はネルフの総司令官で、エヴァ初号機パイロットに任命されるのです。シンジ君はその任命を受け入れないのですが、同じパイロット仲間の綾波レイや惣流アスカラングレーとの出会い。どんどん心を打ち解けて、使徒にも勝つ大きな仕事を果たすようになります。

私は、シンジ君の中の孤独と、自信のなさ、劣等感、葛藤、内面の戦いにとても共感したし、大きなミッションを持つ生き方に強い憧れを抱きました。

「私も、自信を持ちたい、勇気を持ちたい、逃げずに戦いたい。こんな大きな仕事をしたい。」そんな憧れを持っていました。

綾波の生き方も格好良かった。アスカは当時は好きじゃなかった。けど、一人一人の中にある精神的な孤独の描写に共感し、エヴァにのめり込んでいったのを覚えてます。

アニメ版と旧劇場版の二作を観て、そのまま私は仕事が忙しくなり、エヴァから離れた生活をしていました。

そして、今回、新劇場版の最終作、『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』を観ました。自分の中で一つの物語が終わった安堵感がありました。

シンジ君とゲンドウの融合。人間と使徒との融合。アダムとリリスとの融合。シンジ君が自分の内面に映し出す存在からどんどん解放されていく様、いつの間にか、ゲンドウのATフィールドさえ破れるシンジ君になっていて、本当にびっくりしました。いわば、このストーリーはシンジ君が悟っていくようなストーリーにも観えました。

そして、ラストシーンを観て、そもそもがこのエヴァンゲリオンの世界は本当だったのか?

何が現実で何が虚構なのか?そのことさえも分からなくなりました。

序破Qも観ていないので、ちゃんと観て、考察して、またブログに書きたいと思います。